ダイビング教育機関

SNSIダイビングの特徴を把握しておこう

ダイビングのライセンスを取得する場合には、指導団体に依頼する必要がありますが、その指導団体の一つにSNSIダイビングが挙げられます。SNSIダイビングは1994年にイタリアで誕生した指導団体のことを指します。質の高いトレーニングや、最先端のダイビングの知識を学べるとしてヨーロッパにおいて急成長を遂げ、その後インストラクターが世界中で急増しました。

日本に上陸したのは2017年4月のことであり、日本においては比較的新しい指導団体に当たるでしょう。日本だけでもスキューバダイビングの指導団体は数多くありますが、SNSIダイビングの場合には、比較的新しい指導団体でありながらも、講習の質が非常に高い事が一つの特徴にあたります。その具体的な特徴としては、国際基準よりも圧倒的に長い講習時間が挙げられます。

その他の指導団体の場合には、ダイビングの世界的な指導基準を採択しています。そのプログラムは国際規格であるISOにも認定されているものにあたるので、もちろん十分なものと言えるでしょう。しかしSNSIダイビングでの講習は、何とISOで認定されている基準よりも圧倒的にレベルが高いものとなっています。

さらに講習時間も長時間設けられているのが特徴です。ISO基準の場合には学科講習は1時から2時間ですが、SNSIの場合には4時間、海洋講習はISO基準では15分×4本ですが、SNSIでは30分×6本となっています。このように見ると海洋講習においては3倍近くもの時間が使われていることがわかります。講習時間がこれだけ必要になるので、スキルを一つずつじっくりと習得していくことができるでしょう。

そして二つ目の特徴は幅広いスキルを習得できる講習内容が挙げられます。一般的にはオープンウォーターダイバーと呼ばれる一般的なライセンスを取得することができたら、次にアドバンスドオープンウォーターダイバーを取得したいと考える人が多く見られます。

SNSIのアドバンスドオープンウォーターダイバーの講習は、他の団体と比べた場合には非常に幅広いスキルを習得できるオリジナルコースです。その他の団体の場合には選択制を採用していることがほとんどですが、SNSIの場合にはホバリングやナビゲーション、ボートやドリフトダイビングなど、五つの全てを全員が受けなければなりません。様々なダイビングを体験することになる為、SNSIで取得することにより、スキルや経験値はワンランクアップすることでしょう。