ダイビングを始めとして、水中スポーツをやっていると何かと耳にすることが多い「CMAS」。ダイビングライセンスの指導団体としても有名ですが、一体どのような団体なのでしょうか。
この記事では、CMASの活動や歴史、CMASが発行するダイビングライセンスについて簡単に解説します。また、沖縄でCMASのダイビングライセンスを取得できるおすすめのCMAS加盟店、ワールドダイビングについてもご紹介します。
CMASは世界最大の水中連盟
CMAS(クマス、シーマス)は世界160ヶ国が加盟する国際機関であり、加盟店は世界で16000以上、ダイバーは600万人以上が活躍する世界最大の水中連盟です。ちなみにCMASとは、「Confederation Mondiale des Activites Subaquatiques」というフランス語の頭文字をとったもの。
意味は「世界水中活動連盟」です。その規模と信頼から、「水中活動の国連」とも呼ばれ、活動も多岐にわたります。
CMASの代表的な活動
CMASは「世界水中活動連盟」という名の通り、水中での活動全般に関わっています。その幅広い活動は、CMASの中の3つの委員会に分担されています。
①水中スポーツ委員会
②水中技術委員会
③水中科学委員会
①水中スポーツ委員会
フリーダイビング、フィンスイミング、水中ホッケー、水中ラグビーなど、水中スポーツの規則の制定、公式競技会や競技記録の公認といった、各競技を統括する活動を行っています。
また、国際オリンピック委員会(IOC)や国際スポーツ団体連合(GAISF)にも加盟しており、水中スポーツの普及に貢献しています。
②水中技術委員会
主にスクーバダイビングの技術面について、ルール・指導法の制定・統一化を行っています。ダイビングライセンスの発行や指導プログラムの開発もその一部です。
また、言葉が通じない水中で、ダイバー同士がコミュニケーションを取るための「水中サイン」の開発・統一化を進めてきたのもCMASです。
③水中科学委員会
海洋考古学、海洋生物学、水中地質学など、水中環境の調査や研究を中心に活動する委員会です。研究だけでなく、国際会議の開催や研究組織の仲介、科学ダイバーのトレーニングなど、研究活動の推進にも貢献しています。
さらに最近ではUNESCOとともに水中文化遺産の保護や、国連自然保護連合(IUCN)とともに水中の環境保護に関する活動も行っています。
ダイビングの歴史にも深く関わるCMAS
CMASは1959年、フランスで設立されました。1959年と言えば、1950年に初めて一般向けのダイビングライセンスが発行されてから10年も経過していません。実際、CMASは世界で3番目に設立されたダイビングライセンス指導団体で、特権階級以外へのダイビングの普及に貢献しました。
さらに、初期のダイビングライセンス指導団体の一つとして、安全なダイビング方法や指導プログラムの開発にも関わっています。ダイビングの基本的な部分を確立する役割を果たしたのです。
CMASが発行するダイビングライセンス
ダイビング界だけでなく水中活動全般において、世界で代表的な活動を行うCMAS。CMASが発行するダイビングライセンスも、世界中で最も信頼されているライセンスです。
日本国内でも400以上のCMAS加盟店でダイビングライセンスを取得できますが、これによって世界中の海でダイビングを楽しめるようになります。CMASが発行しているダイビングライセンスには以下のような種類があります。
ベーシックダイバー
インストラクターと一緒に水深12mまでのダイビングが可能になる。
オープンウォーターダイバー
バディと水深18mまでのダイビングが可能になる。
アドバンスドオープンウォーターダイバー
様々なスキルを学び、水深30mまでのダイビングが可能になる。
アドバンススペシャリティ
30m以上のダイビング、水中写真など、分野別の専門ライセンス。
レスキューダイバー
トラブル時の応急処置や救助技術を学ぶと取得できるライセンス。
ダイブマスター
プロの第一歩となるライセンスで、他のダイバーを先導できる。
ダイビングインストラクター
ダイビングの指導者として、初心者から上級者までのダイバーを指導できる。
CMASの加盟店を選ぶならワールドダイビングがおすすめ
ダイビングライセンスの発行団体として代表的なCMAS。日本でCMASのダイビングライセンスを取得する場合、CMAS加盟店を探すことになります。おすすめのCMAS加盟店はワールドダイビング。
沖縄恩納村にあるダイビングスクールで、完全プライベートスタイルのライセンスコースでは、自分のペースに合わせて丁寧に指導してもらえます。
魅力的な地形ダイビングのスポットが豊富な恩納村で、リクエストすると青の洞窟などの人気スポットでライセンスコースを受けることも可能。楽しんでライセンス取得ができるスクールです。
ショップ名 沖縄ダイビングスクール ワールドダイビング
会社名 (株) ワールドダイビング
住所 〒 904-0415 沖縄県国頭郡恩納村仲泊47番地
TEL 098-989-1474
営業時間 AM 9:00~PM 19:00
URL https://www.owd.jp
運営者 空 良太郎
ダイビング指導団体(教育機関)は、Cカード(認定証)を発行する団体
ダイビング指導団体(教育機関)とは、ダイバーの教育を行い安全なダイビングを楽しむためのCカード(認定証)を発行する民間団体(営利または非営利)の団体です。
ダイビングは海の中に入り普段は見る事ができない海中に存在する物を目にする一時は非日常感が味わえる様子から高い人気があり、長年にわたって楽しみ続けている方と共に新たに興じる方も大勢います。
ダイビングを楽しむ時に大切な要素として挙げられるのがCカードと呼ばれる事もあるダイビングライセンスを手に入れる事で、ダイビングライセンスはダイビングに興じる上で求められる知識と共に、スキルに関しても得ている事を示すカードです。
ダイビングライセンスを手に入れる時にお世話になるのがダイビング指導団体であり、ダイビングに興じる上で得ておくべき知識と共にスキルに至るまで希望者に展開しています。
そして、ダイビングライセンスに関して理解を深める時に合わせて理解を深めておくと良いのが、ライセンスと呼ばれているものの自動車運転免許のようにダイビングを行う上で必須なものではない点です。
そのため、ダイビングライセンスを有していなくてもダイビングを行う事は可能であるものの、ライセンスを有している事は自身はもとより他社がスキルと技術の有無を判断する上でとても大切な要素になっています。
ダイビング指導団体に在籍しライセンスの取得に関してサポートをしている方々や提供する情報を集めて纏める方々は、言わずもがなダイビングに関して精通している方々なのできっちりと仕上げられていて、興味関心を持ち始めて間もない初心者であっても幅広い範囲をじっくりと学んでいく上で頼もしいです。
しかも、ダイビング指導団体が纏めて展開している情報の中には水の中に身を置いている人間に生じる事や、ダイビングをする時に欠かせない機材の特徴やセッティングに至るまでありますし、ダイビングを興じる際の計画作りに関するまであります。
こうしたダイビング指導団体は複数が存在している特性上個々の利用しやすい所が選定しやすいのも魅力的であり、各々で有している特徴が大きく異なるため選ぶ楽しみもあります。
多種多様な選択肢がある中で突出して認知度が高かったり登録済みのショップやプロバイダーが多いダイビング指導団体を選びましょう。
また、規模が大きな組織であるが故にこれからダイビングを始める初心者に適しているのはもちろん、長い目で見て楽しみ続ける趣味にしたりプロを目指している方々にも対応しています。
国内・海外ともに有名な指導団体(教育機関)には、CMAS(クマス)、SDI(エスディーアイ)、NAUI(ナウイ)、SSI(エスエスアイ)、BSAC(ビーエスアーシー)、PADI(パディ)などがあります。現在、日本だけでも30以上のダイビング指導団体(教育機関)があります。国内では、ここ数年、SNSI(エスエヌエスアイ)の人気も上がっています。